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ロゼッタ・ストーン「同じ勅令・三つの文字」はなぜ手掛かりになったのか

大英博物館で展示されているロゼッタ・ストーンの全体像

三つの文字ブロックを見て、最初に何を区別するか

ロゼッタ・ストーンの表面には、見た目の異なる三つの文字ブロックがある。

ヒエログリフ。

デモティック。

そしてギリシア文字。

この事実は広く知られている。しかし、最初の整理を曖昧にすると、その後の解読の仕組みまでずれてしまう。

ロゼッタ・ストーンは、「三言語の石」ではなく、「二言語を三つの文字体系で記した石」と捉えるのが正確である。

言語と文字体系は同じものではない。

エジプト語という言語があり、それをヒエログリフとデモティックという異なる文字体系で記している。

もう一つの言語がギリシア語で、それをギリシア文字で記している。

この整理が比較の出発点になる。

Egyptian
├─ Hieroglyphic
└─ Demotic

Greek
└─ Greek script

下の図は、この関係だけを視覚的に整理する。

なぜなら「三つの文字がある」という見た目だけから、「三種類の言語が書かれている」と考えると、デモティックとヒエログリフの関係を誤って切り離してしまうからだ。

languageとscriptを分けると、比較対象が見える

エジプト語をヒエログリフで書くことと、デモティックで書くことは、同じ言語を同じ見た目で書くことではない。

文字体系が違えば、記号の形も、表記の方法も、読者が目にする外観も変わる。

しかし、その背後にある言語がエジプト語であるという点は共通する。

この関係は、解読史で重要な意味を持つ。

未知のヒエログリフと未知のデモティックを完全に無関係な二つの暗号として扱うのではなく、同じエジプト語へつながる二つの表記体系として比較できる可能性が生まれるからである。

後のYoungは、このDemoticとHieroglyphicの関係そのものを研究対象にする。

この段階では、まだYoungの成果まで進む必要はない。

ここで押さえるのは、ロゼッタ・ストーンが「Greek対Hieroglyphic」という一対一の比較資料だけではない、ということだ。

石面には、既知のGreekと、同じEgyptian languageへつながる二種類のscriptがある。

この三角形のような関係が、後の比較研究を豊かにする。

「言語」と「文字体系」を分けるのは、用語を厳密にするためだけではない。

比較の対象を間違えないためである。

Greek textを読むとき、研究者が理解しているのはGreek languageの内容である。一方、HieroglyphicやDemoticを見たときに分からないのは、単に記号の形ではなく、そのscriptがEgyptian languageをどう表しているかである。

つまり問題は、三つの「言語」を翻訳することではない。

一つの既知言語と、一つの未知言語を、三つのscriptの関係からどう結ぶかという問題になる。

この整理によって、Demoticの位置も明確になる。

DemoticはGreekとEgyptianの中間言語ではない。

Hieroglyphicと同じEgyptian languageを別のscriptで表す側にある。

だからDemoticとHieroglyphicの間に規則的な対応が見つかれば、それは単なる形の類似ではなく、同じ言語を異なる表記法でどう記すかという問題へつながる。

後の研究者が両者を比較した意味はここにある。

「同じ勅令」であることが、比較を可能にする

三つの文字体系が同じ石に載っているだけでは、解読資料として十分ではない。

もし上段が宗教文書、中段が商取引、下段が詩だったなら、互いを比較しても意味は薄い。

ロゼッタ・ストーンが重要なのは、それらが同じ祭司団の勅令を伝える並行テキストだからである。

すでに見たように、石碑は紀元前196年のプトレマイオス5世に関する勅令を記している。

同じ内容を、エジプト語のヒエログリフ、エジプト語のデモティック、ギリシア語のGreek scriptで表現している。

この「同内容」という条件があることで、研究者は未知の文字ブロックを無制限に解釈しなくて済む。

Greek側に王や祭司、勅令に関する情報があるなら、Egyptian側にもそれに対応する内容があるはずだと予測できる。

つまり、既知の側が未知の側に制約を与える。

この構造こそ、未知文字を検証するための比較基準の実体である。

既知のGreekが一つある。

未知のEgyptian textが一つある。

これだけでも比較はできる。

しかしロゼッタ・ストーンには、Egyptian側がHieroglyphicとDemoticの二系統ある。

この構造は、未知側に複数の手掛かりを与える。

仮にGreekとDemoticの対応からある固有名の候補が見つかったとする。その候補がHieroglyphic側にも別の形で現れるなら、研究者は同じEgyptian nameが二種類のscriptでどう表されるかを比較できる。

逆に、一つの比較から立てた仮説がもう一つのscriptで全く合わなければ、その仮説を疑う理由になる。

この意味で、三つのtext blockは単純に情報量を三倍にしたのではない。

仮説を相互に照合する経路を増やした。

解読にとって価値があるのは、知っている情報の数だけではなく、仮説を間違いとして落とせる経路の数である。

Greekは「答えの一覧表」ではなく、固定点だった

近代ヨーロッパの研究者は古代ギリシア語を読むことができた。

そのため、三つの文字ブロックのうちGreek textは、内容を理解できる側として最初から特別な位置にあった。

しかし、ここで「Greekが読めたから、その横を見ればヒエログリフが一語ずつ分かった」と考えると、解読を簡単にしすぎる。

並行テキストは、必ずしも単語の数、語順、表現の仕方が完全に一致するとは限らない。

同じ内容を伝えていても、言語が違えば文の構造も異なる。

さらに、石は辞書形式ではない。

Greekの一語の真上に、それに対応するEgyptianの一語が配置されているわけでもない。

だからGreekの役割は、答えを直接指すことではなく、未知側で探すべき情報の範囲を絞ることだった。

これは解読の方法を理解するうえで決定的な違いである。

Parallel textはword-for-word correspondenceではない

ロゼッタ・ストーンを説明するとき、「同じ文章が三種類で書かれている」という短い説明は便利である。

ただし、その言い方から「完全な逐語対訳」を想像すると誤解が生まれる。

parallel textであることの強みは、同じ出来事、同じ王、同じ勅令、同じ主要内容を別の文字体系から照合できることにある。

逐語的な配置が同じである必要はない。

むしろ研究者は、Greek textの意味を手掛かりに、Egyptian側で対応しそうなまとまりを探さなければならない。

ある部分が王名らしい。

ある部分が称号らしい。

同じまとまりが別の箇所にも現れる。

そうした比較から、未知側の候補を狭めていく。

つまり、parallel textは自動翻訳表ではなく、仮説を立てられる範囲を限定する装置として働く。

並行するテキストについて最も誤解しやすいのは、文章を横に並べれば各単語が同じ位置で対応するというイメージである。

しかし言語が違えば、文法も語順も表現習慣も違う。

一方の言語で一語にまとめられる内容が、別の言語では複数語になることもある。逆もあり得る。

確認した史料が保証するのは、三つのscriptが同じ勅令を伝えているという事実であり、「一行目の三番目の語が必ず一行目の三番目の語に対応する」という逐語対訳ではない。

だから研究者は、内容のまとまり、固有名、繰り返し、配置などから候補を狭める必要がある。

この作業には、不確実性が残る。

候補Aがあり、候補Bもある。

別の箇所や別資料を使って、どちらが再現するかを見る。

ここに「推論」の要素が入る。

ロゼッタ・ストーンが鍵だったとしても、その鍵穴へ差し込むだけで自動的に扉が開いたわけではない。

比較のしかた自体を作らなければならなかった。

既知の言語があると、何が「検証可能」になるのか

未知文字だけを見ていると、仮説は自己完結しやすい。

Greek textが加わると、その状況が変わる。

たとえば、未知の記号列を「王名だ」と考えたとする。

Greek側で王名が現れる文脈が分かっていれば、その候補が置かれる場所や繰り返し方を比較できる。

仮にその対応が成り立たなければ、仮説を修正する必要がある。

逆に、複数の箇所で対応が成立すれば、仮説は強くなる。

ここで重要なのは、Greekが研究者に否定の可能性を与えることだ。

正しいように見える解釈を作るだけでなく、その解釈が間違っている可能性をテストできる。

解読が学問的な作業になるためには、この「間違いを排除できる条件」が必要だった。

ロゼッタ・ストーンは、その条件を一枚の物体の中に与えた。

proper nameが強いanchorになる理由

並行テキストの比較で、特に扱いやすい候補の一つが固有名である。

人名や王名は、言語が変わっても同じ人物を指す。

もちろん、綴りや音の表し方が完全に同じになるわけではない。しかし、「この文脈でこの人物が言及されている」という意味上の同一性があるため、未知文字側で対応するまとまりを探しやすい。

この先の比較研究とYoungの検討では、この発想がDemoticの人名比較やPtolemyのcartouche研究へどうつながるかを見る。

重要なのは、なぜ人名の比較が思いつきではなく、並行するテキストの構造から導かれるのかである。

Greek側で人物が特定できる。

同じ勅令を伝えるEgyptian側にも、その人物に対応する表現があるはずだ。

その候補を見つければ、記号列と既知の名前を比較できる。

ここで初めて、未知記号にsound valueを与える可能性が現実的になる。

実際にどの名前がどう読まれたかは、研究の次の段階で問題になる。

図で整理するのは、二言語と三つの文字体系の関係

エジプト語がヒエログリフとデモティック、ギリシア語がギリシア文字で記された関係を示す図。
ロゼッタ・ストーンに刻まれた二言語と三つの文字体系の関係。

図で示すのは、二言語・三文字体系という関係である。

この図に、Youngの音価やChampollionの推論chainまで入れてはいけない。

図の役割は、概念の土台を整理することにある。

Egyptian language
├─ Hieroglyphic script
└─ Demotic script

Greek language
└─ Greek script

この図を見れば、「Demotic=別言語」という誤解を避けられる。

また、「Greek script=翻訳」でもないと分かる。

三つのscriptは、同一勅令を異なる表記・言語で伝える関係にある。

図はここまでで止める。

重要なのは、その関係がなぜ比較可能性を生むのかという点である。

図で二言語と三文字体系の関係を一目で把握すると、「なぜ比較できるのか」という論理が追いやすくなる。

「読めるGreek」も、それだけでは万能ではない

Greek textの存在を強調しすぎると、別の単純化が起きる。

「Greekを翻訳すれば、そのままhieroglyphが読める」という見方である。

しかし研究者が欲しかったのは、勅令の大意だけではない。

未知の記号の読み方だった。

Greek textから「ここにPtolemyの名前がある」と分かっても、Egyptian側のどの記号がどの音を表すかは、さらに比較しなければならない。

また、音を表す記号が分かっても、それが外国人名だけの特別な書き方なのか、Egyptian language全体でも働くのかは別問題である。

その後に問題になるのは、得られた対応をどこまで一般化できるかという段階だ。

つまりGreekはスタート地点を作るが、ゴールまで運んでくれるわけではない。

この限定を入れることで、「Rosetta Stone aloneで全部解けた」という後世の単純化を早い段階で防げる。

Demoticが間にある意味

ロゼッタ・ストーンの話は、どうしてもHieroglyphicとGreekの二極にまとめられやすい。

しかし実際には、その間にDemoticがある。

これは単なる第三の飾りではない。

DemoticもEgyptian languageを記すscriptである以上、研究者にとっては、未知のEgyptianを一つではなく二つの表記体系から見る機会になる。

後の研究では、Demoticの人名比較やHieroglyphicとの関係が重要になる。

この比較可能性は、Young以前の研究者による小さな照合作業の積み重ねへつながっていく。

デモティックを構造の中から落とさないことが重要である。

Greek ↔ Egyptian meaning
          ├─ Demotic
          └─ Hieroglyphic

この関係を理解すると、解読が一方向の翻訳ではなく、複数の資料・scriptを往復する比較作業だったことが見えてくる。

三つのscriptは、同じ社会で同じ役割を持っていたわけではない

「二言語・三文字体系」を単なる分類表で終わらせないためには、それぞれのscriptが当時どのように位置づけられていたかを見る必要がある。British MuseumはRosetta decreeについて、hieroglyphicをpriestly decreeに適したscript、Demoticをnativeの日常的用途に使われたscript、Greekをadministrationのlanguageとして説明している。

ここから言えるのは、三つのtext blockが「同じ文章を三種類のfontで印刷したもの」ではないということだ。Egyptian languageを記すHieroglyphicとDemoticだけでも、用途と書記伝統が異なる。そこへPtolemaic administrationで重要だったGreekが加わる。

この役割差があるからこそ、languageとscriptを混同すると解読の論理を誤る。「Hieroglyphic language」「Demotic language」「Greek language」という三分法にしてしまえば、HieroglyphicとDemoticが同じEgyptian languageへ接続するという重要な関係が消える。

反対に、二言語・三文字体系と整理すれば、研究者が使える比較経路が見える。GreekからEgyptian contentへ近づく経路。DemoticとHieroglyphicをEgyptian language内部で比較する経路。三つのblockは、同じ一点へ向かう同一形式の資料ではなく、異なるwriting traditionを同じdecreeが束ねた資料だった。

誰がどの文字体系をどの程度読めたかという事情は時期によって異なる。それでも確かなのは、文字体系ごとに用途上の位置づけが異なりながら、同じ勅令に並置されたという点である。三つのブロックは単なる装飾上の反復ではなく、プトレマイオス朝エジプトの複数の書記慣行が一つの公的文書に集約された結果と考えられる。

この歴史的背景を押さえると、19世紀の研究者が利用した「parallelism」が、古代側では別のcommunication problemへの対応だったことも見える。解読のために作られた構造ではないからこそ、後世のanchorとして強かった。

Parallel textが与えるのは「翻訳表」ではなく、制約の重なりだった

parallel textの強さは、未知側の一記号にknown側の一文字を貼り付けられることではない。Greekでdecreeの内容、人物名、称号などの候補が分かる。Demoticにも同じdecreeがある。Hieroglyphicにも同じdecreeがある。その三者を照合すると、「この位置には何があり得るか」という制約を複数方向から重ねられる。

たとえばproper nameなら、一般名詞より比較範囲を絞りやすい。Greek側にPtolemyのnameが現れるなら、Egyptian側にも同じ人物を指す表現があるはずだ。しかし、その候補が見つかっただけで一字ずつ対応したとは言えない。scriptごとに綴り方やsign functionが違い、語順や表現の単位も同じとは限らないからだ。

そのため、comparison anchorとは「答えを教える地点」ではなく、「仮説を捨てられる地点」でもある。ある読みがGreekのcontentと合わない。Demotic側の繰り返しと合わない。別の出現箇所で再現しない。こうした不一致を使って候補を落とせることが、parallel 証拠の力になる。

図が示す二言語・三文字体系という構造から、なぜ検証可能性が生まれるのかを考える必要がある。

この方法では、一つの対応が魅力的に見えるだけでは足りない。別の箇所、別のscript、別のnameでも矛盾しないことが必要になる。比較対象が三系統あることは、candidateを増やすより、誤ったcandidateを落とすために効いてくる。

Known textがあると、未知側の「あり得ない読み」を排除できる

Greekがanchorになる強さは、正解候補を教えることだけにない。

あり得ない候補を減らせることにもある。

仮にEgyptian側のある記号列を特定の人名だと考えたとする。

しかしGreek textの対応する文脈にその人物がいなければ、その仮説は弱くなる。

逆にGreek textで同じ王名が複数回現れ、その周辺にEgyptian側でも同じまとまりが繰り返されるなら、候補の信頼度は上がる。

まだ具体的なカルトゥーシュ分析へ進まなくても、方法の原理は見えてくる。

既知のtextは、未知側の読み方へ制約を加える。

解読において制約は不自由ではない。

正しい規則を見つけるための道具である。

自由に意味を付けられる状態から、いくつかの候補しか残らない状態へ進む。

ロゼッタ・ストーンは、この絞り込みを可能にした。

同じ石にあることは「資料の一体性」を与える

parallel textが同じ物体に刻まれていることにも意味がある。

別々の時代、別々の場所から出た三つの文書を後世の研究者が「内容が似ている」と推定したのではない。

同じstela fragmentの中に、異なるscriptのtext blockが共存している。

これにより、三つを比較対象として扱う根拠が物体そのものにもある。

もちろん、同じ物体にあるからといって全行が完全対応するとは限らない。

しかし「同じ勅令の複数表記」という文書としての一体性を持つことは、未知のtext同士を関係づける大きな根拠になる。

この点は、後に別の碑文を使って仮説を検証する段階と区別できる。

ロゼッタ・ストーンの中で対応候補を作る段階。

別の資料で、その候補が一般化できるか確かめる段階。

解読はこの二段階を往復して前進する。

「三つの文字」が突破口になるためには、人間側の知識も必要だった

物体だけを主役にしすぎると、もう一つ見落とすものがある。

Greek textがそこに存在しても、研究者がGreekを読めなければanchorにはならない。

つまりロゼッタ・ストーンの価値は、物体の構造だけで自動的に決まるのではない。

その時代の研究者が持っていた知識と組み合わさって初めて、比較資料として機能する。

読めるGreek。

読めないEgyptian scripts。

同一内容。

この非対称性があるから、既知側から未知側へ進める。

もし三つすべてが読めなければ、三つ並んでいても比較の固定点がない。

もし三つすべてが読めれば、そもそも解読問題ではない。

「一つは読める、二つは読めない」という状態が、研究の入口を作った。

比較できることと、実際に読めることは別の問題

この段階では、まだ答えは一部しか見えていない。

どの研究者が最初にどの名前を対応させたのか。

YoungはPtolemyをどう扱ったのか。

Champollionはどこでphonetic principleを広げたのか。

Hieroglyphicの記号が実際にはどんな機能を持つのか。

残る問題は、比較可能性を実際の読みへどう変えるかである。

ここまでで分かるのは、なぜ比較研究が成立し得たのかという点である。

ここまで条件がそろうと、「では、実際の研究者は何から比較を始めたのか」という次の問いが自然に生じる。

問題は、比較可能性を実際の分析手順へ変える段階へ進む。

ロゼッタ・ストーンがそろえた「比較の条件」

なぜ三つの文字体系が突破口になったのか。

答えは、まだ「Champollionが読んだから」ではない。

ロゼッタ・ストーンには、二つの言語と三つの文字体系がある。

その三つは同じ勅令を伝える。

そのうちGreekは近代の研究者が読めた。

だから未知のEgyptian scriptsについて、内容、名前、位置、繰り返しを既知側から拘束できる。

これによって、未知文字の研究は「意味を自由に想像する問題」から、対応を仮定して検証できる問題へ変わった。

しかし、比較できることと、比較の方法を確立することは同じではない。

そこで視点は石そのものから離れ、その写しや複製がヨーロッパの研究者へ広がった過程へ移る。

同じ資料を複数の研究者が共有し、Greek、Demotic、固有名を照合する。

そこからようやく、ロゼッタ・ストーンの「比較可能性」が、実際の比較研究へ変わり始める。

参考文献

  1. British Museum, The Rosetta Stone (EA24), Collections Online, 196 BC object record. 資料を確認(到達確認済み)
  2. British Museum, How Egyptian hieroglyphs were decoded: a timeline to decipherment, 2022. 資料を確認(到達確認済み)
  3. British Museum, The Rosetta Stone: everything you need to know, 2017. 資料を確認(到達確認済み)

検証ノート

確認した事項:同一勅令がヒエログリフ・デモティック・ギリシア文字で刻まれた事実。[1][2][3]

資料の読み分け:公的・博物館・公文書・査読資料が一致する範囲をSUPPORTEDとして採用した。三つの文章が逐語的に完全同一という意味には拡張していない。

直接引用:本記事では原文の長い直接引用を追加せず、検証可能な範囲を要約し、出典との対応を示した。

  1. 01 ロゼッタ・ストーン|ヒエログリフはなぜ読めなくなったのか
  2. 02 1799年、ロゼッタで見つかった石は何だったのか
  3. 03 ロゼッタ・ストーン|「同じ勅令・三つの文字」はなぜ手掛かりになったのか
  4. 04 ロゼッタ・ストーン|ギリシア語から未知の文字へ――比較はどう始まったのか
  5. 05 ロゼッタ・ストーン|トマス・ヤングはどこまでヒエログリフを読めたのか
  6. 06 ロゼッタ・ストーン|シャンポリオンは1822年に何を突破したのか
  7. 07 ロゼッタ・ストーン|なぜヒエログリフは単純な置換暗号ではなかったのか
  8. 08 ロゼッタ・ストーン|解読は古代エジプト研究をどう変えたのか

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