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MH370はどこへ向かったのか軍用レーダーが捉えた引き返しとマラッカ海峡

MH370はどこへ向かったのか|軍用レーダーが捉えた引き返しとマラッカ海峡

航空事故

2014年3月8日午前1時21分前後。MH370は、航空管制が通常使う二次監視レーダーから姿を消した。

しかし、そこで飛行機そのものが「レーダーから完全に消えた」わけではなかった。トランスポンダの応答を必要としない一次監視レーダーには、その後もマレー半島上空を西へ進む航空機の反射が断続的に残っていた。マレーシア軍の長距離防空レーダーも、その航跡を追跡していた。[1][2]

記録をつなぐと、その航空機はIGARI付近で予定航路から外れ、マレー半島を横断し、ペナン島の南側を通過した後、北西へ向きを変えてマラッカ海峡側へ進んだ。最後の一次レーダー位置は午前2時22分12秒、航空路N571上のMEKARを約10海里過ぎた付近だった。[1]

この航跡はMH370事件の大きな転換点である。北京へ向かう機体が単純に南シナ海へ墜落したのではなく、通信・識別情報を失った後も少なくとも約1時間、進路を大きく変えて飛行していたことを示すからだ。

一方で、レーダー記録には限界もある。一次レーダーはトランスポンダから高度や機体番号を受け取るわけではない。軍用データに記録された一部の高度・速度値は、後のBoeing 777シミュレーター再現でもそのまま再現できなかった。したがって、航跡の大枠と極端な高度変化を同じ確度で扱うべきではない。[1]

第4回では、「軍用レーダーがMH370を見ていた」という一文を分解する。どのレーダーが何を捉え、どこまで航路を追えたのか。IGARIからコタバル、ペナン島南方、VAMPI、MEKARへ続く航跡を、確定度の違いとともに整理する。

CASE FILE 16|MH370便失踪特集(全10回)

  1. 第1回|MH370便失踪とは?|239人を乗せたボーイング777が消えた事件を追う
  2. 第2回|MH370最後の交信|クアラルンプール離陸から二次レーダー消失まで
  3. 第3回|ACARSとトランスポンダはなぜ途絶えたのか|MH370の通信・監視システムを読む
  4. 第4回|現在の記事:MH370はどこへ向かったのか|軍用レーダーが捉えた引き返しとマラッカ海峡
  5. 第5回|Inmarsat衛星データは何を示したのか|BTO・BFOと「第7アーク」
  6. 第6回|なぜ捜索海域は南インド洋へ移ったのか|2014〜2018年のMH370捜索
  7. 第7回|漂着残骸はMH370のものなのか|レユニオン島のフラペロンとインド洋の物証
  8. 第8回|MH370公式調査は何を結論づけたのか|2018年報告書で確定したこと・分からないこと
  9. 第9回|MH370の仮説はどこまで証拠があるのか|操縦者関与・火災・低酸素・ハイジャック・陰謀論
  10. 第10回|2026年現在、MH370はどこまで分かっているのか|Ocean Infinity再捜索と残された未解明点

この記事で分かること

  • トランスポンダ消失後も一次レーダーで航空機を追跡できた理由
  • IGARI付近で予定航路から外れた後の大まかな航跡
  • コタバル付近からマレー半島を横断し、ペナン島南方へ至った記録
  • VAMPIから航空路N571に沿い、MEKAR付近まで追跡されたこと
  • 午前2時22分12秒が最後の一次レーダー位置として扱われる理由
  • 軍用レーダーがMH370と判断した根拠と、その判断の限界
  • レーダーに記録された極端な高度変化を、そのまま事実認定できない理由
  • マレーシア軍が迎撃しなかったことについて、公式調査が何を記録しているか

先に結論|MH370は「東へ消えた」のではなく、西へ戻っていた

MH370の予定航路は、クアラルンプールから北東へ進み、IGARIを経てベトナム側空域へ入り、そのまま北京へ向かうものだった。

ところが、IGARI通過直後に二次レーダー上の識別情報が消え、その後に一次レーダーで確認されたターゲットは予定航路とは逆方向へ向かった。マレーシア運輸省の調査報告書とATSBの捜索報告を合わせると、航跡の大枠は次のようになる。[1][2]

区間 記録された動き 主な根拠
IGARI付近 予定航路から外れ、右旋回の後に大きく左へ旋回 一次/軍用レーダー
マレー半島東岸〜コタバル 西方向へ進み、半島横断へ 民間一次レーダー+軍用レーダー
ペナン島南方 01:52頃、島の南約10海里付近を西向きに通過 軍用レーダー
マラッカ海峡側 北西方向へ転じ、VAMPI付近からN571へ 軍用レーダー+ATSB再構成
MEKAR付近 02:22:12、MEKARを約10海里過ぎた地点で最後の一次レーダー記録 軍用レーダー

重要なのは、この先である。MEKAR付近を最後に、地上レーダーによる位置記録は途切れる。その後の飛行を追う主な手掛かりは、前回扱ったSATCOMの通信時刻と信号特性へ移る。

なぜトランスポンダがなくても追跡できたのか

第3回で見たように、航空管制で一般に使われる二次監視レーダー(SSR)は、機上トランスポンダからの応答を利用する。MH370では01:20:36以降、Mode Sシンボルがマレーシア側の管制レーダーから消え、01:21:13には位置シンボルも消失した。[1]

しかし一次監視レーダー(PSR)は、地上から送った電波が航空機に反射して戻ってくる信号を使う。トランスポンダが応答しなくても、大きな航空機がレーダー覆域内にいれば「反射体」として捉えられる可能性がある。

このため、二次レーダー上では「MH370」という識別された航空機が消えても、一次レーダーには機体らしい反射が残り得た。

ATSBは、コタバルの民間一次レーダーとペナン島の軍用一次レーダーの記録を組み合わせることで、MH370最後のSSR位置から続くターゲットを他のレーダー反射と明確に区別できたと整理している。[2]

FACT CHECK|「レーダーから消えた」という表現は間違い?

文脈による。01:21前後に消えたのは、まずトランスポンダ応答を利用した二次監視レーダー上の識別された航跡である。一方、一次レーダーではその後も航空機ターゲットが記録された。したがって、「01:21にすべてのレーダーから完全に消えた」という説明は正確ではない。[1]

IGARIで何が起きたのか|最初の大きな方向転換

MH370は01:20:31にウェイポイントIGARIを通過した。その直後に二次レーダー上の識別情報が失われた。

一次/軍用レーダー記録では、その後のターゲットは一度右へ約40度旋回したように見え、続いて大きく左へ約180度旋回して、西方向へ戻ったとATSBは整理している。[2]

マレーシアの調査チームは、この引き返しをBoeing 777シミュレーターで再現した。記録から推定された約2分10秒という旋回時間を自動操縦で再現することはできず、調査チームはこの最初の引き返しは自動操縦を解除した状態で行われた可能性が高いと結論づけている。単独の操縦士でも実行可能だった。[1]

ただし、これは「誰が操縦したか」を意味しない。公式調査は、指定されたマレーシア航空の操縦士以外が飛行させた証拠はないとする一方、第三者介入の可能性を排除していない。機体とFDR/CVRが見つかっていない以上、操縦者をレーダー航跡だけから特定することはできない。[1]

マレー半島を横断|コタバルの一次レーダーにも残った

予定航路から外れたターゲットは、マレー半島東岸のコタバル方向へ進んだ。

公式報告書によると、コタバルのスルタン・イスマイル・プトラ空港南側に設置された民間のTerminal Primary Approach Radarは、01:30:37から01:44:52まで一次レーダーターゲットを断続的に記録している。KL ACCのレーダー表示にはP3362、P3401などのコードでターゲットが現れ、途中で消失と再出現を繰り返した。[1]

調査報告書は、これら民間一次レーダーのターゲットが、調査チームへ提供された軍用レーダーデータと整合していたとしている。つまり、MH370の西向き航跡は軍の単独記録だけに依存しているわけではない。[1]

01:52頃|ペナン島の南を通過

軍用レーダーデータでは、01:37:59頃にターゲットは239度の方位でペナンのVOR方向へ進み、その後も239〜255度程度の西寄りの方位を取った。

01:52:31には、ターゲットはペナン島の南約10海里に位置し、261度の方位、対地速度525ktとして記録されている。[1]

ここで機体はマレー半島をほぼ横断し終え、東の南シナ海側から西のマラッカ海峡側へ移ったことになる。

ATSBの捜索報告には、この時刻とほぼ同じ01:52:27に、副操縦士名義の携帯電話がペナンのBandar Baru Farlimの携帯基地局で検出されたというマレーシア警察からの情報も記載されている。ただし、ATSB自身はこの情報について正式な警察報告書を入手しておらず、電話の発信・通信が行われた記録もないとしている。[2]

FACT CHECK|副操縦士はペナン上空から電話をかけた?

そのようには確認されていない。ATSBが記録しているのは、副操縦士名義の携帯電話が基地局システムに検出されたという警察由来の情報であり、通話やメッセージの発信が行われた記録ではない。またATSBは正式な警察報告書を入手していないと明記している。この情報はレーダー航跡の補助材料として扱うべきで、独立した確定航跡データとは区別する必要がある。[2]

ペナンを過ぎて北西へ|VAMPIからN571へ

ペナン島南方を通過した後、ターゲットは北西方向へ向きを変えた。

ATSBは、レーダーデータ上の航空機が最終的にウェイポイントVAMPI付近で公示航空路N571へほぼ整列したと説明している。その後はN571に沿う形で北西へ進んだ。さらに、この区間のレーダーデータについて、約33海里後方を同じN571に沿って飛行していた商用機の航跡と比較することで妥当性が確認されたとしている。[2]

この事実は重要である。レーダー上の反射をただ「西へ動いた謎の点」と見るのではなく、既知の航空路との位置関係から航跡を検証できたからだ。

もっとも、航空路に沿ったように見えること自体から、「飛行管理システムにVAMPIが入力された」とまでは断定できない。公式調査では、IGARI後の航跡がLNAVやHeading Mode、公開/手入力ウェイポイントを用いた飛行と整合するとしたが、実際にどのモードや入力が使われたかを確定する記録は残っていない。[1]

02:22:12|最後の一次レーダー記録

軍用レーダーによる追跡は、02:22:12まで続いた。

公式報告書では、ターゲットは航空路N571をMEKAR方向へ進み、MEKARを約10海里過ぎた地点で最後に記録されたとしている。報告書の別節では、Butterworthから約195海里、方位285度、速度516kt、記録上の高度29,500ftとされている。[1]

ATSBも、最後の一次レーダー位置を02:22:12として採用している。それ以降、MH370と関連づけられた地上レーダー検出は報告されていない。[2]

ここから事件は再び「位置が直接分からない」状態へ入る。

ただし、完全な無情報には戻らなかった。約3分後の02:25:27、機上SATCOMのSDUがInmarsat地上局へログオン要求を送ったからである。レーダー追跡が終わった直後から、今度は衛星通信データが主要な証拠になる。

注意|軍用レーダーの「高度」をそのまま読んではいけない

MH370を扱う記事では、軍用レーダーが「45,000ft以上へ急上昇した」「数千ftまで急降下した」といった説明を見かけることがある。

実際、公式報告書に収録された軍用レーダーデータには、24,450〜47,500ftという幅や、Pulau Perak付近で4,800ftという高度値が記録されている。[1]

しかし同じ公式報告書は、軍用レーダーデータを基にBoeing 777シミュレーターで再現した結果、一部の速度・高度変動は何度試しても再現できなかったと明記している。ATSBも、一次レーダーデータの精度が限定的であり、IGARI以降の速度・位置・高度は近似値として扱っている。[1][2]

つまり、一次レーダーは「航空機がどの方向へ移動したか」を再構成するには非常に重要だが、すべての瞬間高度を航空機の実高度として読むことには慎重さが必要である。

FACT CHECK|MH370は45,000ft超まで急上昇し、その後4,800ftまで急降下した?

公式レーダーデータにはそのような高度値が含まれるが、公式調査は一部の高度・速度変化をBoeing 777シミュレーターで再現できなかった。したがって、これらの数値を実際の急上昇・急降下として確定するのは適切ではない。本記事では、航跡の方向・位置と、精度に疑問が残る高度値を分離して扱う。[1]

軍はなぜ迎撃しなかったのか

もう一つ、MH370について頻繁に問われるのが「軍用レーダーで見えていたのなら、なぜ戦闘機を上げなかったのか」という点である。

2018年の公式調査報告書は、当日のマレーシア軍レーダーシステムが、IGARI付近で左へ引き返した後に西側へ現れたターゲットをMH370と認識していたと記している。長距離防空レーダーは、航跡の動き・特徴・連続性からMH370と判断した。[1]

そして、軍はそのターゲットを「friendly」と分類し、国家の空域安全・主権に脅威を与えるものではないと判断したため、迎撃しなかったと報告書は説明している。[1]

これは「適切だったかどうか」という評価とは別の話である。本記事で確認できるのは、公式調査が迎撃しなかった理由としてこの判断を記録していることまでである。

また、「迎撃しなかった=軍が失踪を知っていた」「意図的に見逃した」といった主張を、この記録だけから導くこともできない。公式調査の結論では、MH370がレーダー回避行動を取っていたことを示す証拠はないとされている。[1]

地理を整理|Google Mapは「航跡図」ではない

この回では地理関係の把握が重要だが、現在のGoogle Mapに2014年3月8日の航空路や軍用レーダー航跡を正確に再現させることはできない。

そのため、Google Mapは場所の位置関係を見る補助資料に限定し、実際の航跡についてはマレーシア運輸省公式報告書のFigure 1.1A〜1.1CとATSBの航跡図を正とする。

Google Mapは現在の地理確認用。MH370のレーダー航跡、航空路N571、VAMPI、MEKAR等の2014年当時の航空ナビゲーション上の位置関係を道路地図上の経路として解釈しない。

レーダー記録から「分かること」と「分からないこと」

論点 評価 理由
MH370が予定航路から外れた FACT 二次レーダー最終位置から続く一次/軍用レーダー航跡で確認
マレー半島を西へ横断した FACT 民間PSRと軍用PSRの双方が整合
ペナン島南方を通過した FACT 軍用レーダー記録
VAMPI付近からN571方向へ進んだ FACT / 高確度 軍用レーダーと後続商用機航跡との比較
02:22:12まで一次レーダーで追跡された FACT マレーシア公式報告書・ATSBとも採用
45,000ft超へ急上昇した 未確定 記録値はあるが再現性・精度に問題
4,800ftまで急降下した 未確定 同上
誰が引き返しを操縦した 不明 レーダーは操縦者を特定できない
なぜ引き返した 不明 FDR/CVR・主機体未発見
レーダー回避をしていた 証拠なし 公式調査はその証拠を認めていない

まとめ|02:22までは「完全失踪」ではなかった

MH370は01:21前後に二次監視レーダーから消えた。しかし、航空機そのものを捉える一次レーダーでは、その後も航跡が残っていた。

記録をつなぐと、航空機はIGARI付近で予定航路から外れて西へ戻り、マレー半島を横断し、ペナン島南方を通過した。その後は北西方向へ進み、VAMPI付近から航空路N571方向へ入り、02:22:12にMEKARを約10海里過ぎた付近で一次レーダーから姿を消した。

この大きな航路変更は確度の高い事実である。一方、軍用レーダーに残った極端な高度変化の数値は再現性に問題があり、「45,000ft超まで急上昇した」などと断定すべきではない。

また、公式調査はIGARI付近の最初の引き返しについて、シミュレーター試験から手動操縦だった可能性が高いとしているが、誰が操縦したのか、なぜ反転したのかは特定できなかった。

そして02:22以降、レーダーという「直接位置を見る手段」は失われる。

それでもMH370は完全な無痕跡にはならなかった。02:25にはSATCOMが再ログオンし、その後も衛星との自動ハンドシェイクが続いた。次の第5回では、このわずかな通信記録から、なぜ捜索側が南インド洋に巨大な「弧」を描けたのかを扱う。


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CASE FILE 16|全10回

  1. 第1回|MH370便失踪とは?|239人を乗せたボーイング777が消えた事件を追う
  2. 第2回|MH370最後の交信|クアラルンプール離陸から二次レーダー消失まで
  3. 第3回|ACARSとトランスポンダはなぜ途絶えたのか|MH370の通信・監視システムを読む
  4. 第4回|現在の記事:MH370はどこへ向かったのか|軍用レーダーが捉えた引き返しとマラッカ海峡
  5. 第5回|Inmarsat衛星データは何を示したのか|BTO・BFOと「第7アーク」
  6. 第6回|なぜ捜索海域は南インド洋へ移ったのか|2014〜2018年のMH370捜索
  7. 第7回|漂着残骸はMH370のものなのか|レユニオン島のフラペロンとインド洋の物証
  8. 第8回|MH370公式調査は何を結論づけたのか|2018年報告書で確定したこと・分からないこと
  9. 第9回|MH370の仮説はどこまで証拠があるのか|操縦者関与・火災・低酸素・ハイジャック・陰謀論
  10. 第10回|2026年現在、MH370はどこまで分かっているのか|Ocean Infinity再捜索と残された未解明点

今回出てきた言葉

一次監視レーダー(PSR)
地上から送信した電波の反射を利用して航空機などの物体を捉えるレーダー。機上トランスポンダからの応答を必要としない。
二次監視レーダー(SSR)
航空機のトランスポンダと地上レーダーが信号をやり取りし、識別情報や高度などを取得する方式。MH370では01:21前後にこの識別された航跡が失われた。
IGARI
MH370が北京への予定航路上で通過したウェイポイント。通過直後に二次レーダー情報が失われ、その後の引き返しが始まった。
VAMPI
マラッカ海峡側の航空ナビゲーション上のウェイポイント。ATSBはMH370の一次レーダー航跡がこの付近で航空路N571へ整列したと整理している。
MEKAR
航空路N571上のウェイポイント。MH370に関連づけられた最後の一次レーダー位置は、MEKARを約10海里過ぎた付近とされる。
N571
航空機が利用する公示航空路の一つ。レーダー記録では、MH370と判断されたターゲットがVAMPI付近からこの航空路方向へ進んだ。
VOR
VHF Omnidirectional Range。航空機が地上局からの電波を使って方位を把握する航法援助施設。公式報告書ではペナンVOR(VPG)などが航跡説明に登場する。
LNAV
Lateral Navigation。飛行管理システムに設定された航路やウェイポイントに沿って横方向の飛行経路を自動制御する機能。

出典・参考資料

  • Ministry of Transport Malaysia, Safety Investigation Report MH370 (9M-MRO), 2018.
    IGARI後の引き返し、民間・軍用一次レーダー記録、コタバル、ペナン島南方、VAMPI・MEKAR方向、02:22:12の最終レーダー位置、シミュレーター再現、レーダー高度値の限界、軍が迎撃しなかった理由、公式調査の結論確認に使用。
    マレーシア運輸省公式調査報告書を開く
  • Ministry of Transport Malaysia, MH370 Air Accident Investigation Archive.
    2018年Safety Investigation ReportおよびAppendicesの公式公開元。
    マレーシア運輸省MH370公式アーカイブを開く

本文中の時刻は、特記しない限りマレーシア時間(MYT/UTC+8)で表記した。一次レーダーはトランスポンダ応答を利用しないため、二次レーダーより得られる情報が限られる。特に軍用レーダー記録に含まれる高度・速度値には再現性上の問題が公式報告書自身で指摘されているため、本記事では航跡の方向・位置と極端な高度値を同じ確度で扱っていない。またGoogle Mapは地理確認専用とし、2014年当時の航空路・レーダー航跡の根拠には使用していない。